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目指したのは機能性とデザインの両立
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- カードケースのサイズの中に長財布の収納力。
本製品は9×8×3cmの中に
・お札10枚
・カード10枚
・コイン20枚
が全て収まります。 -
- でも、ただ機能的なだけじゃつまらない。
コンセプトは「使いやすいだけではない、持っていてカッコイイお財布」。ミニマルデザイン全盛の昨今に、あえてクラシカルな雰囲気を纏わせたお財布を。本製品はそんな思いから誕生しました。 -
- カードケースと同等のサイズながら、長財布に勝るとも劣らない収納力。中身を収納しても厚みがほとんど変わらない設計。随所に配された使いやすさへの配慮。
その全てが、使い込むことで表情を変化させていく天然皮革とクラシカルなデザインの中に収まっています。まずはこのお財布が誕生した経緯をお話しさせてください。 -
小さい財布に求めることは？機能性だけで満足ですか？
- PayPayなどのQRコード決済サービスが普及し始めてはや数年。巷のお財布はどんどんと「小さい」や「薄い」に特化していきました。ファッショントレンドと相まって、見た目はどんどんとミニマルに。「機能美」と呼ばれるデザインが主流になってきました。
確かに合理的な作りや突き詰められたシンプルさはある種美しいです。
しかし、私たちは思いました。
「でも、そのお財布は持っていて楽しいのかな？」
「愛着を持って使えるのかな？」 -
サイズも使い勝手も妥協せず、かっこいいデザインのお財布を
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- 私たち池之端銀革店は台東区の池之端に工房兼ショップを構える、レザーファクトリーブランドです。2004年からこの場所でお店を構え、ギミックの効いた様々な革小物を発表してきました。
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- 特許を取得した初期の代表作「着脱式ウォレットシリーズ」
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- 成型したパーツを組み合わせ、64通りのカラーバリエーションが楽しめる「回転式コインパース」
- 革小物とはこうあるべきだ、という既成概念に囚われない自由な発想のアイテムを世に送り出してきた私たちは、小さな財布を企画するときもまず第一に「他にはない、面白いものを」を軸として開発をスタートしました。
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既存のコンパクト財布の不満点 譲れないポイントの洗い出し
- まずは今の世の中に出回っている小さいお財布に、私たちが感じている問題点から考えました。
すると全てのものに当てはまるわけではありませんが、
・お札を畳まないと入れられない
・カードは最大5枚まで/コインは15枚までなど収納量が決まっている
・「小さい」にこだわるが故に使いづらい
・縦横のサイズは小さいが、分厚い
・似たようなデザインのものが多すぎる
…などなど、ここに書ききれないほどの不満点が出てきました。
その中でもやはり一番多かった意見が、「デザインがシンプルすぎてつまらない！」でした。
そこでまず開発するにあたりここだけは譲れない、という条件を書き出してみました。
・サイズ感はカードケースの大きさまで
・お札は畳まなくても収納できる
・カードも妥協せず、10枚は入るように
・コインは見やすく、取り出しやすく
・何よりもかっこいいデザイン！ -
カードケースサイズに長財布並みの収納力を
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- こうして生まれたのが本プロジェクトのリターン品であるカードケースサイズ コンパクトウォレットです。
幅9.0cm、高さ8.0cmの一般的なカードケースと同等サイズ。この中にお札10枚以上、カード10枚、コイン20枚以上が全て収まります。 -
1.お札は畳まずスムーズに
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- 札入れ部分はガバッと大きく開く仕様。さっと取り出せ、お釣りをしまう際もガサっとまとめて収納できます。
お札の端はスリットからはみ出しますので、フラップ裏の抑えに挟み込んで折れ曲がりを防ぎます。お札は10枚程度であれば楽に収納可能です。 -
- スムーズに取り出せる札入れ部分。お会計もスマートにこなせます。
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2.カードはまとめて収納
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- 上段メインのカードポケットは、一般的な厚みのプラスチックカードを8枚から9枚程度まとめて収納できます。ケースの下部にえぐりがありますので、カードの底を指で押し上げていただくことで収納したカードが取り出しやすい作りになっています。
下段のサブポケットにも2枚まで収納できますので、よく使うカードだけ分けて収納しておけます。またサブポケットにも窓が付いていますので、指で滑らせて取り出しが可能です。
お財布本体の折り返しの厚みとカードケースの厚みが同等になる設計のため、カードを目一杯まで収納しても厚みがほとんど変わらない構造になっています。 -
- 左 : カード10枚、お札5枚、コイン10枚収納
右 : 中身の入っていない状態
厚みはほとんど変わりません。 -
- クレジットカードやポイントカードもスッと取り出せます。
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3.視認性が高く大容量のコインポケット
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- コインポケットは本体外側、背面に設置することでメインフラップの開閉なしにアクセスできる仕様になっています。
本製品ではボックスタイプのコインケースに改良を加え、薄さと視認性を両立させることに成功しました。一見あまり入らなそうな構造ですが、フラップと前胴のホックをあえてズラして打つことにより見た目に反した収納力を実現。
コインを入れて前胴が膨らんだ際にちょうど良い位置にホックが重なりますので、見た目を気にしなければ100円玉サイズで25枚以上のコインを収納できます。15枚程度であれば平たくならせばほとんど厚みは気にならない程度になります。
開口部が大きく開きますので視認性も抜群で、三辺が囲われているためコインが落ちる心配もほとんどありません。 -
- 左 : コインケースが空の状態
ホックの凹凸が合わない様になっています（フラップが長めに設定されています）。
右 : 10枚程度コインを入れた状態
適度にコインポケットの前胴が膨らみ、凹凸がちょうど良い位置にきます。 -
- 自販機での購入など、少額の買い物ならメインフラップを開けずにお会計できます。
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4.真鍮製コバ補強金具によるスムーズな開閉
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- メインフラップには、機能性と装飾を兼ね備えたオリジナルデザインの真鍮製 コバ補強金具を配しました。適度な硬さがあり、ホックとの距離を取ることでテコの原理が働き、スムーズな開閉を実現しています。
何よりもフラップを閉じた際のデザインアクセントとなっており、私たちの目指した「かっこいい財布」の要となっています。 -
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- 量産品にありがちな、板状の真鍮をプレス成型する製法ではどうしても薄っぺらくなってしまい、私たちの求める「かっこよさ」は実現できませんでした。
そこで理想の形状、厚みで型を作成し、通常アクセサリーやジュエリーなどを製造する際に使用される、「鋳造」にて製作を行いました。鋳造で製作することによりコストはかかりますが、量産品にはないボリューム感と高級感を出すことができました。肉厚なため市販品と比較すると強度もアップしています。 -
5. イタリア産高級ショルダーレザーを贅沢に使用
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- 当店で販売している通常モデルには英国産のブライドルレザーを使用していますが、本プロジェクトの限定モデルでは、イタリア・トスカーナ地方の老舗タンナーであるワルピエ社の「ブッテーロ」を全面に使用。
「ヌメ革の王様」とも呼ばれるこの革は1頭から少ししか取れない肩の部位を鞣したもので、非常に希少性の高い革です。100%植物タンニンで鞣されたヌメ革は使い込むことにより美しい光沢を湛え、飴色に変化していきます。
今回のリターン品では、革の経年変化を一番楽しめるナチュラルカラーをご用意させて頂きました。 -
6.コバ切り目本磨き仕上げ
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- 革製品のコバ（革の断面）の処理にはいくつかの方法があります。
・切りっぱなし
・ヘリ返し
・塗り
・磨き
...など。
切りっぱなしは言わずもがな、何も処理を施さないことです。断面の繊維が剥き出しになり、使っていくと繊維がほぐれてきてしまいます。
ヘリ返しは革の端を薄く漉いて折り返し縫い合わせる技法です。外からは革の表面だけ見えるので綺麗ですが、ヘリを薄くしているため切れたり破れたりのリスクがあります。
塗りは顔料などの塗料を塗布して固めてしまうことです。こちらも使い初めは綺麗ですが、使用につれ塗料が剥がれてしまったりひび割れが起こります。
池之端銀革店では、製作するほとんどの革小物を磨きの一種である「切り目本磨き」で仕上げています。使用による摩擦で毛羽立ってきても、簡単なメンテナンスでリペアできる耐久性の高いコバに仕上がりますが、非常に手間のかかる工程が必要となるため一般的にはあまり採用されない製法です。 -
7.所有する喜びをもたらすデザイン性
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- お財布をツールとしてではなく、ファッションの一環として。
ビシッと決めたスタイルなのに、支払いの際にマジックテープのお財布が懐から出てきたら興醒めです。シンプルなものも良いですが、デザインに拘ったお財布があっても良いですよね。
本製品はフルベジタブルタンニン鞣しの最高級レザーに異素材である真鍮を組み合わせ、デザインのアクセントに。表面にはコバ補強金具、裏面にはコインポケットフラップのキャップと各々ワンポイントで異素材を使用していますので、主張しすぎることもありません。フラップのエッジを際立たせるネン引きと相まってクラシカルな表情に仕上がりました。
世に出回るコンパクト財布の大半は極力シンプルにデザインされています。本製品は機能性やサイズ感、収納力を損なわず他には見られないデザイン性を兼ね備えた、まさに「所有する喜び」を感じさせてくれる逸品です。 -
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- 画像上段 : 表 メインフラップ
画像下段 : 裏 コインポケット
両面に1箇所づつ真鍮製のパーツが配されています。 -
- クラシカルなデザインでドレススタイルにも違和感なく馴染みます。
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- ジャケットの内ポケットにもすっぽり収まる、カードケースと同等のサイズ感です。
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生産数量 及びお届け予定につきまして
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- 新型コロナウィルスによる影響で、現在インポートレザー全般の輸入状況が大変不安定になっております。
本製品で使用しておりますワルピエ社 ブッテーロレザーも同様で、初回生産ロット分の革在庫は確保しておりますが2回目以降の生産分に関しては納期が遅れる可能性がございます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、あらかじめご了承くださいます様お願い致します。 -
製品、素材について
- ※天然皮革を使用した商品の特性上、商品画像との色味の違いや革の質感、生体時の皺（トラ）の有無は個体差の範囲内となります。
また、1点ずつ手作業にて生産しておりますので縫製時に付いたアタリやミシン跡に関しましても工程上やむを得ないものと考え、仕様の範囲内とさせていただいております。あらかじめご了承ください。
有限会社溝口新聞店