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2020.12.4 販売商品に【 Haïku-俳句- 】ジャケットを追加しました
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日本とフランスの伝統を組み合わせて作られた「文化を支える」ジャケット&シューズ。
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- photo:Alexis LAFONT
- 京屋染物店は、フランスの靴ブランド「Caulaincourt(コーランクール)」と共同で「染物×靴」の日本とフランスの伝統と技を組み合わせた新しい靴とジャケットを製作しました。
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- photo:Camille COLIN
model:Bernard Fouquet -
染色業界の衰退と祭りの減少
- 私たち染色業界は衰退の危機にあります。100年前までには約30,000社あったと言われる染屋も、今や300社ほどしかありません。京屋染物店はその染屋の一つです。「日本の祭りを支える」を使命に、岩手の地で102年間、半纏、浴衣、手ぬぐい、暖簾などの染物を作り続けてきました。
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- 祭りの仕事は決して多いとは言えません。それぞれの団体の祭りの半纏を作るのも10年20年に1度というのが現実です。しかし、その10年20年に1回頼まれた仕事に対して、一番の仕事ができるように準備することが私たちに求められます。
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決して多くはない祭りの仕事に向けて、いかに技術を維持し続けていくか
- これは今の染色業界の課題でもあります。祭りも減っていく中で、ただ待っていては、技術は衰退していきます。そのために、私たちはこれまでの染物の枠に囚われないチャレンジを続け、染めの技術を後世に繋げていきたいと考えています。
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世界に通じる染物づくりが、文化と技術を守る
- そのためには、日本だけでなく世界で通じる製品を作りたい。
世界で認められることで改めて、日本の文化・技術・伝統が国内でも再認識されると思います。 -
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京屋染物店ではSDGSに取り組んでおります
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- わたしたち京屋染物店は、本質を追求したものづくりに取り組みます。乳幼児にも安心なエコテックス®スタンダード100認証や、オーガニックコットンを使用した手ぬぐい生地のGOTs認証取得もその取り組みのひとつです。人の身体や環境に配慮した安心安全で高品質な製品やサービスをお届けすることで、みなさまの暮らしがより豊かでしあわせなものになればと願っております。これまで培ってきたものづくりの技術や伝統文化を、現在、そして未来の暮らしに寄り添ったかたちで残していくため、あたらしい取り組みに挑戦し続けます。これからも、お客様や地域のみなさまといっしょに歩んでいける染物屋を目指して参ります。わたしたちの取り組みが、持続可能でしあわせな世界の実現のための一助となれば幸いです。
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Caulaincourt (コーランクール)との出会い
- そんな思いに共感してくれたのが、フランスの靴ブランド「Caulaincourt(コーランクール)」のアレクシィ氏でした。Caulaincourt(コーランクール)はフランスの靴ブランド。
その代表のアレクシィ氏が残したいものもまた、フランスの技術でした。
Caulaincourt(コーランクール)の職人は全員が「パティーヌ」と呼ばれる革の染色技術を持っています。 -
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- 代表のアレクシィ氏
Photo:Camille COLIN -
フランスの伝統染技術「Patina(パティーヌ)」製法
- Patina(パティーヌ)とは、色を幾重にも重ねて色彩を表現する伝統的な革の染色技法です。色を重ねることによってできる透明感のある仕上がりと、使い込まれたような独特な色ムラが、その魅力です。熟練した職人によって一足一足丁寧に手染めされた革靴は、一足の靴というよりも一つの芸術作品のようになります。
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- photo:Alexis LAFONT
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- Caulaincourt(コーランクール)のショップ Photo:Alexis LAFONT
- 日本の染め技術と、フランスの染め技術。どちらもその技術を残し、伝えていきたいという思いは一緒でした。京屋染物店とCaulaincourt(コーランクール)、それぞれが持つ技術を組み合わせて、新しい製品を作ろうと、フランスの地で、このプロジェクトは始まりました。
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時は永遠の旅。人生というあなたの旅へ。
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「 Haïku-俳句- 」の名に込められた想い
- 名前の「Haïku-俳句- 」はアレクシィ氏の発案。自身も好きな「俳句」という文化が、この製品を見たときに感じたことがきっかけでした。俳句といえば、「松尾芭蕉」。「奥の細道」を歩いた松尾芭蕉のように、人生という冒険、未開の地への1歩を共に歩いて行く靴であってほしいという思いが込められています。
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- photo:Alexis LAFONT
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- 「夏草や 兵どもが 夢の跡」
芭蕉の有名な一句は、隣町の世界遺産平泉で詠まれました。その夜に京屋染物店がある一関の宿に泊まったと言われており、芭蕉ゆかりの地でもあります。 -
商品の仕様・特徴
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1 パティーヌ仕上げの本革を使用
- フランスの伝統技法パティーヌ仕上げで染めた革を使用。全て手作業で職人にしかない出せない風合いが、カジュアルな中にも高級感を漂わせます。
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2 日本の染めと生地「刺子」を使用
- 「江戸の火消しと刺子半纏」
江戸時代、木造家屋が立ち並ぶ町ではひと度火の手が上がると、たちまち燃え広がりました。その火に勇敢に立ち向かい町を守ったのは、「火消し」と呼ばれる消防組織。彼らは堅牢な刺子半纏を身に纏い、命がけで消火活動にあたりました。
「刺子とは」
江戸時代、木綿はとても貴重でした。着物を何枚も重ね布地を刺し縫いし、保温、避暑、補強の用途として使用されていました。次第に、祈りや願いが込められた吉祥柄を刺し縫いすることで、厄除け、魔除け、子の成長、五穀豊穣、商売繁盛など、祈りや願いが込められるようになりました。
大切な人の安全と幸せを願った日本の「刺子」。今私たちが平和で幸せに暮らすことができるのは、美しい日本の心と文化が脈々と受け継がれてきた証です。 -
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3 ソールに「XL EXTRALIGHT®(XL エクストラライト)」を使用
- ソール(底)は、履き心地と軽さを兼ね備えたイタリアを代表するソールメーカーFINPROJECT社(フィンプロジェクト社)の「XL EXTRALIGHT®(XL エクストラライト)」を使用。生産工程で生産廃棄物を最小限に抑え、すべての材料で最高の安全基準に沿ってチェックおよびテストがなされ、有害な溶剤や重金属を含まない素材でできています。軽量な素材でありながら耐久性とクッション性に優れたソールです。
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【 Haïku-俳句- 】商品の詳細
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スニーカー
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- 本体生地:本牛革 (イタリア製)、一本刺子生地(日本製)
裏地:子牛のタンニンなめし革(植物性染色)
紐:コットン、ナイロン
重さ:360g(片足)
原産国:イタリア、日本
付属品:コラボ限定オリジナルバック
サイズ
39(約25.5㎝)
40(約26.5㎝)
41(約27.5㎝)
42(約28.5㎝)
43 (約29.5㎝) -
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ジャケット
- 生地:一本刺子
染色:本染め(手捺染)
素材:綿100%
ボタン:天然木ボタン(素材:黒檀)
重さ:400g程度
原産国:日本
付属品:スペアボタン
サイズ
S、М、L、LL -
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製作風景
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- Photo:Camille COLIN
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資金の使い道
- 皆様にご支援いただきました資金につきましては、『Haïku-俳句-』の商品の企画と開発費用に当てさせていただきます。皆様からの温かいご支援お待ちしております。
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ご試着可能な店舗
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- photo:Alexis LAFONT
- 下記の2店舗でご試着可能です。
①株式会社京屋染物店
〒021-0884
岩手県一関市大手町7-28
✉info@kyo-ya.net -
②輸入代理店
GENERAL-BASS
showroom
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前1-1-1
HARAJUKU TOWNHOME 405
連絡先:
info@generalbass.net
<完全予約制>
※事前にお問い合わせください。 -
特典
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【Haïkuスニーカー&ジャケット】をご購入のお客様には、特典として「刺子名刺ケース」をプレゼント。※色と柄は選べません。
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【Haïkuスニーカー&ジャケット】ギフト用ラッピングも無料で承っております
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- ※写真は、スニーカーラッピングのイメージとなります。
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- 私たち京屋染物店は「日本の祭りを支える」染物屋です。
『Haïku-俳句-』商品のひとつひとつが、日本の祭りを支える・染物業界を支える、そしてフランスの文化を支える1歩となればと思っています。