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沖縄の伝統工芸をファッション感度高く落とし込んだカゴバッグ
- 日仏において30年以上ファッションへの情熱を形にしてきた、デザイナーMAYUMI TAKANOが立ち上げた「ル・コーゲイ」のカゴバッグ。
2015年に家族が転居した沖縄でトウツルモドキのバーキ(ザル)と出会い、「連綿と受け継がれてきたこの文化と技術を守り、活かしたい」という思いに駆られ、3年の歳月をかけて各分野の優れた5名のアーティストと共鳴して誕生したのが、この「ル・コーゲイ」というカゴバッグのラインです。 - 伝統工芸アーティストの手による、沖縄に自生する籐蔓で編んだ艶やかなカゴや、繊細な文様の「琉球織物」、深い色合いの「琉球ガラス」などの伝統的な装飾工芸品をモチーフとした新しいファッションバッグで、伝統的な日本の芸術と職人技の美しさが融合しています。
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民芸の域を超えたフレンチの感性
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- バッグをお使いにならないときは、ハンドルを外すとインテリアバスケットに変身し、お部屋のインテリアを飾ってくれるという優れものです。
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「日本の手仕事」を世の女性に伝達したい
- ル・コーゲイのカゴバッグはエイジレスで、落ち着いた色合いの中にも、琉球ガラスや繊細な文様の「琉球織物」が光るそのデザイン性から、あらゆるお出かけシーン、装い(ジーンズから和装まで)にも活躍します。
- *こちらの商品は販売対象外ですが、お着物にも合わせてお使い頂けます。
ル・コーゲイのカゴの素材
「日本が世界に誇れる籐蔓〈トウツル〉」
- ル・コーゲイのカゴバッグの素材は「トウツルモドキ」という沖縄諸島に自生しているツル性の植物です。
長くて丈夫な蔓を伸ばし、周囲の草木に絡みつきながら成長します。この素材の特徴としては強靭で弾力に富んでおり、使うほどに馴染みます。また色も薄緑から褐色系へと徐々に深まり、艶が出てきます。
この素材の呼び名は各島々で違い、石垣島ではクージ、西表島ではクーチ、沖縄本島ではトゥなどと呼ばれ、丈夫な結束材として生活のさまざまな場面で利用され、久高島では神女がこの植物の茎葉を頭に飾り祭事を行っています。その素材にル・コーゲイは着眼しておしゃれなファッションバッグへと変身させました。
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ル・コーゲイを支える、伝統工芸アーティスト
津嘉山 寛喜(つかやま かんき)〈北谷竹細工〉
「沖縄県認定工芸士 かご編み」
- 祖父の代より三代続く竹細工職人。小学生の頃より父親の仕事を手伝っており、自身は沖縄県認定工芸士で竹細工のみで生計を立てる県内では唯一の職人。津嘉山氏が作った製品の中には、現在半年〜1年待ちという人気の品もある。
長年の修行を経て平成元年に独立、基本をきっちり継承した技術により沖縄の伝統的なバーキ(ザル)、ティール(カゴ)はもちろんのこと、近年では花器、菓子籠、舞踊の小道具なども手掛ける。平成5年に沖縄で行われた全国植樹祭で皇后陛下が使用された「お手植えの苗木入れ籠」の制作実績がある。
稲嶺 盛一郎(いなみね せいいちろう)〈ガラス工房 絆〉
前面を彩る「土紋焼き」再生ガラスの稲嶺家独自の技法
- 琉球ガラスは廃瓶のガラスを人間の手で粗々しく、しかも単純に自然に生まれる色のままで蘇らせたものです。その肌合はまるで陶器のような温もりがあり、特に「泡ガラス」の技法はその感を強くします。
また土紋焼きという技法は、沖縄の土を水で溶かし、その水の中に熱いガラスを入れることで表面に模様、デザインが出来る新しい技法です。土の濃さ薄さ、またガラスの温度差で色々な表情を生み出します。ガラス工房「絆」では、常にこのような新しい技法に取り組み、ガラスの造形的な感性を追求しています。
その技法と独特の感性に出会って、棄てられていた瓶から生まれたガラスたちはかつて所有したことない美しさを、引き出されとまどっているようにみえます。
1995年父である稲嶺盛吉の笛吹ガラス工房「虹」入社、以後沖展や工芸公募展で数々の賞を取る。2015年独立し、琉球ガラス工房「絆」開業。
兼次 直樹(かねし なおき)〈ガラス工房 雫〉
「ガラスチップを使った琉球ガラス」
- 1985年 共栄ガラス工房入社
2004~2009年 沖展入選 奨励賞受賞
2009年 沖縄県工芸士認定
2014年に、自然あふれる沖縄県の読谷村に「琉球ガラス工房 雫」を設立しました。今までのガラス製作技法に、海外・国内のあらゆる技術を取り入れ、今までにないガラス製品を追求しています。
また「琉球ガラス工房 雫」では、多くの方々にもっと琉球ガラスの良さを知っていただけるよう、琉球ガラス作りをお客様に体験していただくコースを実施しております。
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兼次 貴恵(かねし たかえ)
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ガラスチップを使った「蜻蛉玉」
- 1977年 読谷村出身
2002年 吹きガラス「匠」工房入社 バーナーワーク制作開始
2006年 琉球ガラス「てぃだ」工房入社
2007年 沖展 入選りうぼう美術サロンにて「てぃだの輝き」工房展開催
2008年 沖展入選
2009年 沖縄工芸工房展入選
2010年 沖展入選
2012年 とんぼ玉工房ta-ma.設立 工芸公募展入選
2014年 夫婦で読谷村に琉球ガラス工房「雫」を設立
有限会社みね屋
琉球織物「みんさ」
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花織みんさは、絣(かすり)模様を昔ながらの花織りにした織物
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- 付属の織布はこのようにテーブルセンターとしてもお使いいただけます。
*グラスと花瓶は販売対象ではありません - 花織みんさは、「花織り手巾(ティサージ)」として旅の安全を願う守り布として、沖縄各地で盛んに織られていた歴史があり、伝統芸能の中にその形を残しています。
また柄を組み合わせると、おさまりの良い四角の面となり、九つの枡(ます)ができます。 九つは、いくえにも重なる喜びの最大陽数となります。男性、女性の意味と形、陰陽でもあり、補い支えあう事によるいく久しい幸せを願った柄と伝わり、はるか南方の紋織物を想わせます。
隆盛を極めた八重山上布の影で、久しく織ることが絶えてしまっていた花織りですが、1989年に当工房主宰「高嶺幸子」が花織りの技法で織るみんさを「花織みんさ」と名づけました。
*「花織り」・・・小花模様を浮き織りにしたもの。家々の柄がある。
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製品仕様
- 本クラウドファンディングでは、以下3サイズでのカゴバッグを展開いたします。
かごの色、および織布の色は手作り製品ですので、すべて1点ものとなります。各サイズ、バッグが製作完了次第チケットを随時追加させていただく予定です。 -
KG-9RGA
- KG-9RGAは、「ル・コーゲイ」シリーズで一番小さいサイズのバッグです。
普段使いにも、お着物にも合わせて楽しんでお使いいただけます。
サイズ:H16.5 × W26.0 × D16.0
カラー:バイカラー
素材:クージ、麻、綿、牛革
重さ:約300グラム
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KG-11RGA
- KG-11RGAは、「ル・コーゲイ」シリーズの中間サイズのバッグです。
サイズ:H19.5 × W31.0 × D15.0
カラー:ブラック
素材:クージ、麻、ガラス、綿、牛革
重さ:約500グラム -
KG-3RGA
- KG-3RGAは、今回ご紹介する「ル・コーゲイ」シリーズで一番大きいサイズのバッグです。
たっぷり入るのでビジネスシーンや、子育て中のママさんにもおすすめです。
サイズ:H22.0 × W35.0 × D21.0
カラー:ナチュラル
素材:クージ、麻、ガラス、綿、牛革
重さ:約700グラム
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お取り扱いについてのご説明
- ・沖縄県に自生する『トウツルモドキ』で編まれたル・コーゲイのカゴバッグは、使い込むうちにツヤが出てなめらかな風合いになってきます。また、薄緑色から褐色への経年変化もお楽しみいただけます。
・『トウツルモドキ』自体は水に強い素材ですが、染色の物は汗や雨に濡れた状態での摩擦による色落ちが考えられますのでご留意ください。雨などで濡れた際には布で拭き、風通しの良い所に置いてください。
・自然素材には室内で保存しても虫が入り込んだり、カビが付着する場合がございます。お使いにならない時にはしまいこまず、お部屋に飾ったり小物を収納したりインテリアとしてお使いください。
・ル・コーゲイではよりお客様にご満足いただけますよう、販売時の外袋にあずま袋を使用しており、ブランドマークをピンズにてご用意させていただいております。
外袋のあずま袋は、かごバッグのインバッグやエコバッグとしてご利用ください。ピンズにつきましては、琉球織物をバッグの蓋としてご利用いただく際にハンドルに取り付けるのにご利用ください。 -
- ・お使いいただいているうちにゆるみや切れなどが生じた場合、お時間を頂いておりますが修理を承っておりますので、出品者プロフィールに記載のメールアドレスまでご連絡ください。
なお修理の費用は、かごの状態を拝見させていただきましてからのお見積りとなります。かごを送っていただく際の送料は、お客様負担にてお願いいたします。世代を超えて永くお客様にご愛用頂けることを願っております。