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私たちはいつまで「他人事」でいるつもり?そろそろ「自分事」と気づくべき。
- ・化学物質過敏症やアレルギーに苦しむ子供たちや大事な家族
・子供たちや家族を守るために必死に食材を探すお母さん
・生産者の高齢化と担い手不足、それに伴う耕作放棄地の増加
・志のある生産者を支えるのは消費者であるにも関わらず、その仕組みやリアルな接点がない
・就農者を増やすための国の制度はあるが、維持、成長させていく社会的な受け皿が無い
・生産者が増えなければ、伝統ある食品メーカーは国産の農産物で製造できなくなる
・時間や手間等、様々な理由から朝食や昼食を疎かにせざるを得ない働き盛りの会社員
・健康経営が求められる中、従業員の食生活をサポートする場所や仕組みが無い
etc...
冒頭から過激、極端な表現と感じられるところもあると思いますが、これらは今の食と農業を取り巻く環境です。
「安く便利な食品」が溢れる反面、その代償なのか「アレルギーに苦しむ子供達」の多さ。
体は食べたもので作られていることを考えると、日々の食事が大いに関係していることは明らかです。
我々親世代には、次代を担う子供達の健康、食にまつわる全てのことや環境に責任があります。
栽培や製造方法にこだわる生産者とメーカーが作る物を伝えていかなくてはいけない。
この「今」起きていることに対して何もしなければ、その代償は全て次代の中心であろう子供たちにのしかかってきます。
つまり、問題の先送りです。
私たち世代には、彼らに対し少しでも良い状態でバトンを渡す責任があります。
「他人事」でなく「自分事」として、それぞれの立場で出来ることをやる。
それを義務や責任として押し付けるのではなく、「美味しく」「楽しく」「気づき」「つながる」ことで変えていく。
これは次代を守るための我々のプロジェクトであり、チャレンジです。
ご支援、お力添えをお願い致します。 -
プロジェクト内容
- 自然栽培に取り組む生産者が、全ての世代の方に食と農業への意識と関心を持ってもらうための拠点を作りました。
全ての方が関心を持ち行動を変えることが、子ども達の未来の食や農業の環境をプラスに変えます。
我々世代がやらなくていけないことに「参加」し、「美味しく」「楽しみ」、「交流」することで「仲間」ができる。
具体的には
・食で企業の健康経営を支える仕組みを作る
・消費者が、生産者とメーカーを正しく支える仕組みを作る
・伝統ある製法で作られた無添加調味料や自然栽培をはじめとする信頼できる食材を、アレルギーに苦しむ方だけでなく必要とする方にお届けできるネットワークの構築と仕組みを作る
この仕組みが作れれば、生産者を増やし支えるだけでなく、いつでも気軽に安心できる野菜が手に入り、それら原料(野菜)を使用して作る調味料(味噌や醤油など)メーカーも作り続けることが出来ます。
これは今よりも少しでも良い状態と環境で、子供たちにバトンを渡すことが出来ることを意味します。
*返礼商品の送付先は日本国内のみとさせていただきます。ご購入いただく際はご注意ください。
*今回ご支援いただいた資金は、返礼品のご用意や配送等にかかる費用を除き、全額を次に挙げるアプリ開発・広告資料作成費用の一部として活用させていただきたいと考えています。
(返礼品を購入くださる皆様におかれましては上記用途にご賛同をいただいて支援をいただけましたら幸いです)
・健康経営に取り組む法人様向けのお弁当の受注管理、法人会員サービス(ECサイトの作成)導入のためのアプリ開発費用
・それら商品説明用資料の作成費用
・個人会員サービス(野菜や調味料の購入、畑や店舗での交流イベント優待、会員価格での購入)
開発・導入時期は夏を目指しています。 -
私たち株式会社QUATRO SEASONについて
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- 私たち、株式会社QUATRO SEASONは2019年2月に、自然栽培に取組む生産者と次代の食と農業に危機感を持つ仲間が集まり設立されました。
そして名古屋中心部の新栄に同年8月、「おうちごはんをもっと優しく、もっと美味しく」をコンセプトに『EARTH COLOUR LAB NAGOYA』をオープンしました。
私たちは様々な場所で食を楽しんでいますが、その「食の原点」はどこでしょうか?
ほぼ間違いなく「お家(おうち)」であり、お母さんが家族のことを考えて心を込めて作ってくれた料理で、それは優しく、安心して食べられる「おうちごはん」のはずです。
大人になっても、実家に帰って食べる「おうちごはん」ほど優しい気持ちになれるものはないのではないでしょうか。
でも、普段の生活の慌ただしさや様々な理由で、大事だとはわかっていても手軽で便利なものになりがち。
それは良い面もあれば悪い面もあり、特にその代償を受けやすいのは体が小さく、味覚の発達途中の子供たちではないでしょうか?
次代の食や農業の取り巻く環境を変えていくカギは「おうちごはん」にあり、そこが変わっていかない限り生産者を増やすことに繋がっていかない。
そのような思いから、このコンセプトのもと様々な取組みを行なっています。 -
農業を取り巻く現状
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「知恵や技術を持つベテラン生産者は、この先10年のうちに畑から去ることになる。今からでも遅くはない。」
- そもそも農業を取り巻く現状(高齢化、担い手不足、離農等)はなぜ起きているのか。
様々な理由や地域特性もあり一概には言えませんが、「魅力ある仕事」だと思えないのこのような理由があると思います。
・規格サイズじゃなければ価値はない
・年中供給してくれなければ取引しない
・安くて当たり前、高いのは論外
・対等な立場で取引してもらえない
etc
他にも理由は沢山ありますが、生産者としてよく耳にするのはこれらでしょうか。
売り手の都合、流通の都合が支配していて、生産者の都合は皆無とも言えます。
経済という観点で考えれば、それに応えられるようにしなければいけない。
それに応えられないのであれば生産者と言えないというような、乱暴なことも言われたりします。
私自身が生産者なので、その立場で言えるのは
「農業は自然に寄り添って営むものなので思い通りにならない。命あるものだから個性(バラつき)がある。均一に揃えないと価値が無いというのは命に差をつけるのと同じ。バラつきはあっても、丹精込めて育てた野菜の価値はどれも同じ。」
形が揃い(規格)、綺麗で虫食いのない(農薬の使用)野菜。
大量に栽培と供給ができる技術を持つ生産者がいるからこそ、私たちの食にまつわる経済は成り立っています。
ところが、私自身を含めて、次の世代の若い生産者はそこに重きを置いていません。
共通しているのは
「自然に負荷をかけず、余計なことやものを使用せず、野菜自身が育ちたいと思える環境の中で栽培し、生命力溢れる野菜を本当に必要としている方に届けたい」ということ。
自然に寄り添い、本来の農業のあり方で栽培し、自然環境を守りながら元気な野菜を届ける。
そのため供給量が少なく、大量生産された野菜より価格はどうしても割高になります。
いま新規就農する若者はこのような考えが多く、この流れは変わらないでしょう。
そこで問題になるのが、彼らの野菜を供給する仕組みであり、彼らの野菜の価値を正しく知ってもらう場所です。
いまの経済の仕組みから考えれば彼らの野菜に「価値」は無いと見なされ、値段がつきません。
つまり、彼らは農業では生活できないことになります。
そこを変えていかないと、次代の生産者は増えていかず、その代償を受けるのは近い将来の私たちであり、次代の子供たちです。
その解決のカギになるのが「おうちごはん」なのです。
そして解決に向けて行動できるのが、私たち世代なのです。 -
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生産者の意識や志向は変わりつつある。変わらなければいけないのは消費者の意識。
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楽しみながら知識を得れ、家で作りたくなるような美味しい食事が食べれて、同じ意識を持つ方同士や生産者、メーカーの方と繋がれる場所。出来ることから始めるキッカケを得られる場所が必要。
- 「おうちごはん」が変われば就農者も増えていき、次代の環境も今よりは良い状態でバトンを渡すことが出来るはず。
「EARTH COLOUR LAB NAGOYA」は、食や農業のことを正しく、楽しく、美味しく、学び経験でき、そこで得た知識を元にいつでも安心して食材を購入できる場所。
楽しみながら食や農業に対する意識が変わる、変わるキッカケを得れる。
さらに望めば、就農までのサポートを受けられるだけでなく、就農後のサポート(販路)まで行います。
生産者と共にテーブルを囲んで食事をしながら直接話を聞けたり、伝統ある食材メーカーさんから一般に流通しているものと何が違うのかを聞くことが出来る。
それら野菜や調味料をふんだんに使用した「優しい料理」を店内で食べることができ、美味しければ野菜も調味料も買って帰ることが出来る。
調味料が変われば「おうちごはん」は変わる!
「おうちごはん」が変われば農業への関心も湧く。
それは若い生産者への投票でもあり、育てることでもあり、支援することを意味します。
つまり「EARTH COLOUR LAB NAGOYA」は、楽しみながら意識を変えるキッカケを与え、交流し、解決して次代に繋ぐ場所なのです。 -
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今と10年後を見据えて
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お母さんだけでなく、家族全員で
- 少しでも良いバトンを渡すためには、今の世代へのキッカケづくりだけでなく、次代の子供たちへのキッカケづくりも必要です。
そのキッカケはお母さんだけでなく、一家の大黒柱でもあるお父さんにも必要なことだと考えます。
「EARTH COLOUR LAB NAGOYA」が会社で頑張るお父さんたちに出来ること。
それは毎日の『昼食』です。
「時間がない!」からと手取り早くコンビニ弁当で済ましているのは、お父さんだけでなく独身の男性も多いと思います。
健康経営に乗り出している企業も増えてきている中、社員の健康に対して本当の意味での解決に至っていないと感じています。
昼食は色んな条件や理由が重なりやすく、手を抜きがちです。
そこで社員の健康を考える企業にとっての『社外社食』としての機能を「EARTH COLOUR LAB NAGOYA」を持たせ、昼食からお父さんたちに対してキッカケを作っていく。
管理栄養士が監修し、このお店で扱う野菜や調味料で作ったお弁当やランチを定期的に摂ることで、「知らぬ間に元気になった」「健康になった」「病院に行かなくなった!」となるようにしたい。
現在、そのためのアプリを開発中です。 -
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- 子供たちは次代の中心。
その子供たちが、将来自身で考え行動していくためには、いまキッカケが必要です。
子供たちが知っておくべきことは、知識とか食ではなく、そのベースとなる農業のこと。
種を蒔き、苗を育て、植え付け、お世話をし、収穫し、実際に自分たちで販売する。
販売したら売上(対価)が生まれる。
実際に自分たちが育てた野菜を使って、シェフに料理を作って頂き、野菜の価値を知る。
そして得た対価で食事代(消費)を支払う。
生産から販売、消費までを経験することで「農業は仕事」だと理解できる。
それは10年後の彼らにとって、畑の中で土や虫などの自然に触れて、楽しみながら経験できるキッカケです。
自分たちで育てるだけでなく、「自分たちで思いを伝えながら販売」する。
それに対する対価を得ることは大きな自信に繋がり、その感動や感情は子供たちの記憶に残ります。
子供たちにとってこの経験は遊びの延長かもしれませんが、間違いなく大人になった時にこの問題に対して考え行動するキッカケになります。
大人には大人の、子供たちには子供たちの「キッカケ」を。 -
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私たちとのキッカケを通して
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少しでも多くの方に、次代の生産者が育てる野菜やアレルギーフリーの食品・食材と、それらを使った食事を楽しんでもらいながら、正しい知識を伝えたい
- 目先の便利さや手軽さ、普段の身近な食の背景には様々な問題が隠れています。
「価格」には必ず理由があります。
安いには安い理由、高いには高い理由があり、そこをどう捉えて行動するか。
買い物は投票とよく言われますが、それを決められるのは私たちの世代であり、次の世代がどうあるべきなのかの決定権は私たちが持っています。
決して子供たちではありません。
私たちが気づき、変わらなければ子供達に尻拭いをさせることになります。
行動しないということは未来を諦めるに等しいと自分は考えます。
私自身は生産者という立場で、これまでやれることを続けてきました。
いま生産者の代表として、生産者が目指すべき理想と希望を形にした店舗、会社の代表として同じ志を持つ仲間と日々現実と向き合っています。
愛知という土地柄なのかなかなか難しい面もありますが、だからこそ広がった時のスピードと社会に与える影響は大きいと思っています。
ぜひ、そのためのご支援を頂けたらと思います。
皆様の暖かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします!